日本人の多くは英語を習得するのに非常に多くの時間を要します。それは何故なのか。多くの日本人は中学生から高校生の間で6年間英語を学習しているのに日本人は英語が話せません。
日本人は義務教育で最低でも中学で最低でも3年間毎日勉強しているのに話せない。大学で英語を学んでいる人でも英語を話せない人が大半です。
フィリピン人は小学校から「英語」の授業を「英語」の言語で受けているそうです。英語の言語を日頃から使わないのも日本人が話せない大きな理由の一つではありますが、もっと大きな理由が存在します。
日本人が英語を習得するのに必要な時間
上記の図は各言語毎に日常英会話を特に問題なく話せるレベルで英語を習得するために必要な時間になります。この図からも日本人が英語学習に必要な時間がとても多いことが伺えます。
ヨーロッパの言語では特に英語を習得する時間が非常に少ないです。それはヨーロッパの言語は英語の文法と非常によく似ているため英語を習得する時間も少なくてすみます。
日本語は世界でもとてもユニークで難しい言語です。カタカナや漢字があるというだけではなく文法や発音が全く違うため習得が難しいのです。語順が違うのはもちろん、子音の数が英語が多く聞きなれない音が多いのです。
だから他の言語よりも必要な時間が必要です。しかし日本人は中学生で約350時間、高校生で約430時間の時間を英語の学習に費やしています。6年間で合計約780時間。しかし日本人に必要な時間は最低2400時間です。
つまり日本人が英語を中々習得できないのは単純に時間が圧倒的に足りていないからです。まいにち1日7時間勉強しても1年以上かかります。日本人は英語に必要な時間を費やす前に自分には才能が無いと諦めてしまうのです。
しかし英語が話せない、英語力が身につかないと人々が諦めてしまう理由はもう一つ大きな理由があります。
英語力の向上は学習時間に比例しない
皆さんは何か新しいことを始める時、学習時間と知識が向上する関係を上記のようにイメージしている人が多いのではないでしょうか。1時間勉強すればレベルが１あがる、ゲームのRPGのように学習時間に比例して力が身につくと思っていないでしょうか。
新しいことを身につけようとする時、人は知識なりスキルなりをインプットしますがすぐには身に付きません。完全にマスターするためには日々のアウトプットをしても時間がかかります。
しかしその日は突然やってきます。私は音楽の経験があります。色んなフレーズを一つ一つ練習して一曲弾けるようになりました。しかしある日突然自分のレベルがものすごく上達していることに気づきました。
身につけたフレーズを自然に無意識に演奏できるようになりました。それは一回だけではありません。ある一定のインプット期間の後いきなりレベルアップの日が訪れるのです。それは英語力、英会話力の向上でも同じように起きました。
上記の図のようにいくらレアジョブで英会話をしても、リスニングのCDを聞いても、単語を勉強しても一向に上達しない期間がありました。最初は「まぁこんなもんだろう」と思っていました。
しかしインプットした内容を毎日レアジョブ英会話を通してアウトプットしていました。すると30回目ぐらいの英会話の時に実感しました。「私結構会話ができてる？」と感じる瞬間がきたのです。
私はオンライン英会話レアジョブで1週間に４～５回英会話をしています。レアジョブの公式ページでは120回目のレッスン前後で顕著な英会話力の向上が見受けられると記載されています。
100回もいかなくても、何度か「さらに向上してきた」と実感する瞬間はありました。しかし「英会話」が本当に力がついてきたなと実感したのは100回を超えたあたりでした。本当に自分でもびっくりするぐらい自然に講師と会話ができていたのです。
2週間の短期でフィリピンに留学した時、先生の一人がプレゼンをしていましたが、「日本人の多くはインプットの段階で英語力の向上が実感できないので挫折する」、とおっしゃっていました。
結局何がいいたいかと言うと、「継続することが一番大事」だということです。昔の偉い人は「継続は力なり」と良くいったもんです。
まとめ
今回の記事で言いたいことは大きく二つです。
- 日本人は英語力を身につけるためには時間が必要
- 英語力は学習時間に比例して向上しない
この二つを頭にしっかり入れておきましょう。この上で二つに共通している大事なことは「長い時間英語の学習を継続する」ということです。
日本人には英語をマスターするために絶対的に時間が必要です。毎日7時間勉強しても1年以上かかります。毎日2時間なら3年以上かかってしまいます。
さらにどんなにインプットしても英語力の上達をすぐに実感することはできない。そのため挫折してしまう人が多い。
しかし決して諦めてはいけません。英語力が身についたという実感する瞬間はかならずやってきます。毎日のインプットは決して裏切らないはずです。その瞬間がくるまでしっかりじっくり勉強を継続していくことを忘れないようにしましょう。
