抗癌剤治療を受けたことがある人ならわかると思いますが、抗癌剤には重い副作用を伴うものが多いです。抗癌剤の副作用について癌になったことが無い人の多くはドクメンタリーのテレビ番組でよくある「髪の毛が抜け落ちる」という認識だと思います。
私も抗癌剤の治療を受けている時に抗癌剤の副作用について身内と話をしたことがありますが皆同じ認識を持っていました。勿論私も含めてですが。医者に相談した時に抗癌剤は髪の毛以外にもあることを知らされました。
世の中に癌と闘っている人は様々な抗癌剤を服用し、様々な副作用を経験していることと思います。私が引用していた抗癌剤はゼローダ300という抗癌剤です。ゼローダ300の主な副作用は末端部分の色素沈着、手足の痺れ等と聞かされました。
ゼローダ300について
私は大腸癌(結腸)を患いゼローダ300という抗癌剤を服用することになりました。服用する人の体に合わせて1回の食後に5~8錠のカプセルを1日2回服用します。私の場合は1回7錠、計14錠のゼローダ300を服用していました。
2週間これを繰り返し1週間休薬を1セットとしこれ8セット続けました。正直かなりきつかったです。最初の1セットは特に異常はありませんでした。しかし2セット目から自分の体がどんどん蝕まれていくのを感じました。
ゼローダ300の主な副作用は以下になっています。
引用元:https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/42/4223005F1022.html
他にも重大な副作用として激しい下痢や息切れ、ひどいものだと心筋梗塞や脳梗塞もあるそうです。私は幸い重大な副作用に襲われることはありませんでしたが結構つらい副作用に悩まされていました。
私が経験したゼローダ300という抗癌剤の副作用
大腸癌を患い、ゼローダ300を服用してから1カ月ほどたってから私は副作用に悩まされるようになりました。私が経験したゼローダ300の副作用は以下の通りです。
主な副作用は以上の通りです。ゼローダ300の服用開始から2セット目に入った2週目ぐらいのことでした吐き気と食欲不振で食べ物が喉を通らない状態が続きました。しかし食事をしないと薬を服用できないので無理やし食事をして我慢していました。
しかしその後まもなくして食べ物の味がわからなくなりさらに食事が進まなくなりました。指先がどんどん黒くなっていき、医者には薬が効いている証拠だからと励まされましたが精神もどんどん衰弱していったのを覚えています。
抗癌剤は癌だけでなく正常な細胞や正常な免疫機能まで破壊します。最初からわかっていたことでしたが実際体験してみると絶望感しかなかったです。あと6セットも耐えられる気がしないと思い私はネットで副作用の軽減方法を探しました。
自作の野菜ジュースで副作用を軽減
抗癌剤の副作用で検索した結果野菜ジュースが効果があるのではないかという結論に達しました。抗癌剤は正常な細胞も破壊してしまうという記事も目にしました。ならば正常な細胞を守る食生活を取り入れようと思いました。
私がジュースにしていた野菜や果物には強い抗酸化作用や酵素が含まれており、正常な細胞を健康的に維持する作用だけでなく、癌に有効だと言われている食べ物を選ぶようにしました。
私は毎日自作の野菜ジュースを朝に1杯夜に1杯、計1日2杯飲むようにしました。1回にかなりの量を飲んでいたので朝は野菜ジュースだけでお腹いっぱいでしたね。朝から500ml以上の野菜ジュースを一気飲みしていました。
野菜ジュースのレシピ
私が1回の野菜ジュースで使用していたレシピを紹介します。
- リンゴ半分
- ほうれん草
- 人参二本
- レモン1つ
基本的にはこの4つの食材をジューサーで野菜ジュースにして飲んでいました。これ以外にもキウイフルーツ・小松菜・バナナ・トマト等も日によって使うことがありました。もはやなりふり構わず癌に効くというものは全てジュースにしていました。
野菜ジュースに人参が入ると正直青臭い臭いが強いのですがリンゴを入れておけばほとんどリンゴの味になるので非常に飲みやすいのでお勧めです。ほうれん草やニンジンは味と臭いがきついのでリンゴにとても助けられました。
野菜ジュースを飲んだ結果
ゼローダ300の2セット目の休薬期間から野菜ジュースを毎日飲むようにしました。残りの6セットをなんとか乗り切るために。効果が出始めたのは4セット目の終わりごろだったでしょうか。
まず驚いたのが食べ物の味が戻ってきました。味覚障害と言っても全ての味に鉄が追加されたような何か変な味が混ざっているような状態だったのですが、それらが無くなり通常の味に戻りました。
そして先述した6つの副作用は全て克服することができたのです。
これには主治医の方も驚いていました。まず最初に末端部分の色素沈着がかなり進行していたのに服用機関の後半にいくほどどんどん色素沈着が無くなっていったのですから。
主治医に言われたのは「薬つらいだろうけどやめてないよね?副作用があまりでていないからもしかして薬飲んでないの?」って疑われました。毎日自作野菜ジュース飲み始めましたっていうと笑っていましたけどね。
ゼローダ300の服用が終わるころには肌艶がとてもよくなって健康的な体になっていました。レモンやリンゴのようなビタミンCが豊富なものばかり接種していたら当然かもしれませんが。
まとめ
抗癌剤治療中に自作の野菜ジュースを取り入れた結果、副作用が軽減されただけでなくとても健康的な身体になりました。それは抗酸化作用の強い食べ物ばかり取り入れた結果だと思っています。
抗癌剤は正常な細胞も破壊してしまうことを忘れてはいけません。野菜ジュースはたまたま私の体に合っていただけかもしれません。
しかし野菜や果物、または玄米等は体にとっては有益で癌に対してとても有効な成分が豊富に含まれているのは間違いありません。抗癌剤治療と闘う方々に少しでも役立てることができれば幸いです。